備前焼・美流舎(手造り)
備前焼は10日間を越える長時間の焼成によって焼締められる『無釉・焼締め』を最大の特徴とします。
その姿はまさに土と炎による超越の創造であり、日本独特の感性である『侘び・寂び』に通じる自然美を備えています。
『土味』、それこそが備前焼の最大の魅力ではないかと思います。
備前焼の焼き色(やきいろ)や模様は、炎のあたり方や灰のかぶり方によって、表面に様々な模様や色合いが生じます。
代表的な窯変には緋襷(ひだすき)、桟切(さんぎり)、胡麻(ごま)、自然桟切(しぜんさんぎり)=窯変などがあります。
*桟切(さんぎり)・・・一部が松割木の灰に埋まり部分的に還元焼成されたもの。
*胡麻(ごま)・・・焼成の燃料である松割木の灰が窯中の空気の対流により作品に降りかかり、高温で溶け、自然ゆうとなり作品に付着したものです。窯詰めの際、作品を置く場所によってカセ胡麻、飛び胡麻、流れ胡麻など様々な異なる胡麻模様が現れます。
■美流舎の特徴■
「日本のおもてなし」をテーマとし、備前焼の自然美を活かした空間づくりを目的にインテリア・エクステリア・テーブルウェアを企画製造するブランドです。
備前作家である鈴木美基氏が中心となり、デザイン、製造の監修を行っています。
備前焼の特徴を活かした物づくりをこころがけ、すべて陶工の手造りによって製造しています。
使用窯は登り窯の一つの部屋を独立させた、角窯という窯を使用し、松割木を燃料として焼成を行っています。
緋襷(ひだすき)のアイテムはガス窯を使用しています。
緋襷(ひだすき)と桟切(さんぎり)のペアマグカップです。
【大きさ】 口径8cm 高さ9cm 容量400ml (おおよその大きさです)
*手造り、窯変商品の為 模様、寸法、容量などに違いがありますのでご了承下さい。